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日々の戯言うわ言をチョロチョロと。
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 近況。
 仕事の方のポジション移動に伴う引継ぎもどうにか落ち着いてきました。とりあえず、えーっと次何やれば良いんですよ?と先輩に聞くような状況からは脱出。あとは細かいコトをひたすら覚えていくのみです。頑張るぞー。


 本題。
 野梨原花南さんの「マルタ・サギーは探偵ですか?」の長編5巻が出ました。んで読破しました。




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 25歳の鷺井丸太。

 にびっくりしました。あの引きで続きでいきなり7年後。眼鏡かけて働いててしかも女の子に惚れてもらえる丸太。でも抱えているのは焦燥感と疲れと底に落ちきってしまう一歩手前の絶望感と、それでも捨てられない望みで。
 あの丸太がそんな状況で7年も過ごしたとか、気付かずにしてしまった選択とか、何とも言えぬ1冊でした。
 丸太がまさに故国喪失者っぽくて小野不由美さんの「魔性の子」を思い出したり。きっと丸太自身も作中で思っているように、マリアンヌを助けるために「帰らなきゃ」と思っていたから帰れたんだろうなと思います。「帰りたい」ではなく。逃避ではなく。そこに生きる理由を見つけたから。

 今回ので気に入ってるというか気になってる表現。愛田早紀嬢の言った「不細工でほっとけない」。不器用とかじゃなく不細工。きっと不器用とかそんな可愛げのあるレベルじゃなく、カッコ悪くて呆れるくらいなのかなぁと(笑)。でもそれが可愛く見えたりしてるんだろうなー。振られた後はチクショウとか思いながら。
 野梨原さんの書く女性はみんなカッコ良いですね。良いなぁ。

 あととっても個人的なコト。
 何気に自分も丸太と同い年になったばっかで。その辺も何かリアルに痛かったです。7年かー7年はデカいし重いよなーと自分自身を振り返ってしみじみ。7年前っつったら高3ですね。えーっと…まさに坊っさんにすっ転んだ頃ですね。わー重いなぁ。いやホントに。
 大学+就職してからの2年が丸っと入ってしまうわけで。受験も大学生活も卒論も社会人生活も全部ですよね。んでその辺から地元だけでなく大阪行ったり東京行ったり、ネットも普及してきた頃だからそっちからもそれなりに情報得たり、腰が重い人間なりに何かかんかやってたんですよね。
 で、私がペラい本に限らず何か面白い本無いかなーと探し続けてる以上の想いと願いと焦燥感で、丸太は道や人に目を配り続けてきたんですよね。あーもぅ泣けてきます。 ……いやホントに。
 丸太、良かったね。

 で、いいトコ取りのアウレカ・レーギータ。
 スタートが彼ならリスタートも彼なのですね。迷惑だけどカッコ良いし、まぁ基本いい奴ですよね。

 そしてオスタスに帰ってきて。
 今後のマルタの行動が楽しみです。バーチというかマリアンヌにどう対するのか。うふふ。

 長々と失礼しました。
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無題
えーえーえー気になることばかりです‥
えー一瞬にして同じ年の丸太かぁー。
複雑、でも気になる、面白そうvv
是非また空いたら貸してクダサイね~
Posted by yunasuke 2007.07.12 Thu 23:20 編集
切ないし楽しいよー。
ぺらりとページをめくったら、ホントに一瞬にして同い年でした。
びっくりしたー。
貸すよー。読んで読んで。
Posted by 皐月 2007.07.16 Mon 19:04 編集
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好きなものは本と漫画とゲームと音楽。
一度ハマれば年単位で長くお付き合いしていくタイプです。とりあえず幻水は私の根っこ。

しばらく忍者のたまごたち(5年・タカくく・尾鉢)を愛でてましたが、紡時で幻水にも出戻りしました。

そんな感じで気長にお付き合い頂ければ幸いです。


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