アルダ最終巻

　真ん中くらいでご飯を挟んだ所為か、程よく集中が保たれてラストまで一気読み。


　いやまぁ何て言うか。



　

結局一番手塩にかけて育てたのってラダだったんじゃと思いました。最後までそこだったよ。そしてあやふやに終わったよ。あの人一体どうなったのさ。

　今回のラストでは、ヨールとシェイラの再会シーンまでは行かなくとも会いに行くエピソードが入るもんだとばかり思ってたのに！　ものの見事に裏切られました。
　それに、榎木さん、エピソードはもちょっと丁寧に書かれる方だと思ってたんですが。…また外伝なのかなー。でもあとがきに、外伝のことはゼロでもう次シリーズの話になってたのがちょっと怖いです。

　途中笑ったのは男性陣がコトの元凶についてぎゃいのぎゃいのと言ってるところ。何してるのアンタ方（笑）。力の限りに引っ叩かれたカートラムは自業自得ですが、臆病は臆病なりに悩んだんだねーと生温く理解。

　ルダートの選択は彼にとって良かったんじゃないかと思ってます。玉座にそこまでの拘りは無く、むしろ充実した日々を過ごせることを喜びとしたい人でしょう。

　ところで主役二人。合流後に絶対もう一悶着起こしてると思うのは私だけでしょうか。誤解（ウルファとアナの婚約）は解けたけど、鈍感なアルダ・ココは自分の想いをまだウルファに伝えてない、伝えなきゃ！とかそんな感じのドタバタ。ありそう。

　ともあれ、戦々恐々としつつとりあえず次を待つことにします。